エフェクターレビュー【ELECTRO-HARMONIX】NANO BASS BIG MUFF PI

エフェクター

NANO BASS BIG MUFF PIは、エフェクターブランドのELECTRO-HARMONIXのディストーションエフェクターです。

BIG MUFFといえばギターエフェクターがとても有名です。
グランジ、オルタナティヴロックバンドのMudhoneyは「SUPERFUZZ BIGMUFF」というアルバムを出しているほどで、こちらを聴くとBIG MUFFサウンドが堪能できます。

少し話がそれましたが、BIG MUFFのベース用エフェクターです。
同じモデルでBass Big Muff Piというものがありますが、その音質を保ちコンパクト化したモデルです。

この商品をサウンドハウスで見る
この商品をサウンドハウスで見る
スポンサーリンク

BIG MUFFの歴史

このエフェクターは、ロシアのSovtek社製BIG MUFFを元にした歪みを再現しています。
そうなると、ELECTRO-HARMONIX社製ではないのではと疑問に思う方もいるかもしれません。
では、BIG MUFFの歴史について少し記載いたします。

BIG MUFFは、ELECTRO-HARMONIX社で登場し初期型の「V1 トライアングル・マフ」、第2期「ラムズヘッド」、「3rd version」は84年頃まで製造されましたのち一度会社が倒産しました。

その後、創設者はロシアに渡り会社を再興しSOVTEKというブランドでBIG MUFFを販売します。
この時に販売されたBIG MUFFを元にしているということです。

現在は、ELECTRO-HARMONIX社はニューヨークに本社を置いてBIG MUFFなどのエフェクターを販売しています。

前置き長くなりましたが、エフェクターの紹介に入ります。

NANO BASS BIG MUFF PI コントロール

コントロールは、VOL、TONE、SUSTAINの3つです。
その他に、DRYスイッチがあります。

DRYスイッチですが、歪みのエフェクト成分とドライ音の芯の太さを両立するためのスイッチです。
ドライとは原音のことで、エフェクトのかかっていない元の音のことになります。

NANO BASS BIG MUFF PI サウンド

NANO BASS BIG MUFF PIを使ってサウンドをライン撮りしました。

※エフェクターは様々な音を出せるので、筆者の独断と偏見でのセッティングになります。
 参考程度に聴いていただけると幸いです。

比較用のベースのサウンド

まずは、純粋なベースの音です。
今回は、Fender USAの1977年製のプレシジョンベースを使用しました!

BIG MUFF PIを使用したベースの参考サウンド①

コントロールをフラットで撮りました。

※再生するときは音量に注意です。

DRYスイッチ:OFF

DRYスイッチ:ON

ライン撮り中に気が付いたのですが、DRYスイッチをONにすることでドライ音が追加されるので出力が大きくなりました。
Cubaseの画面で波形を見ると一目瞭然です。

本来、ライン撮りする際は波形は大きくなるようにInputからの入力を調整するのが良いのですが今回はこのまま撮りました。

BIG MUFF PIを使用したベースの参考サウンド②

セッティングを変えてみました。DRYスイッチもONです。

※再生するときは音量に注意です。

NANO BASS BIG MUFF PI レビューまとめ

DRYスイッチをONにすることにより、ベースの低音部分を損なうこともなくなるのでギターの歪みとも住み分けができるのでバンドでも使いやすいエフェクターだと感じました。

また、Bass Big Muff Piよりもコンパクトなのでエフェクターボードにも組み込みやすいのはとても良いと思います。

ベースの歪みエフェクターを購入検討している方には、扱いやすい点からもおすすめできるエフェクターです。

では、楽しい音楽ライフを!

この商品をサウンドハウスで見る
この商品をサウンドハウスで見る
タイトルとURLをコピーしました