BC-1X Bass Compは、エフェクターブランドのBOSSのベース用コンプレッサーです。
BOSSの独自技術MDPを搭載し、シンプルかつ本格的なコンプレッサーです。
ちなみに、MDPとはMulti-Dimensional Processingの略です。
入力信号を様々な角度から解析、瞬時に各要素に分解し、それぞれの要素に適した多次元的なエフェクト処理を同時進行で行い、かつ入力信号に応じて動的に変化させることで、これまでにない表現力を実現する技術とのことです。
前置きが長くなりましたが、今回はライブやレコーディングであると便利なコンプレッサーをレビューします。
コンプレッサーって何?という方には、説明する記事を近いうちに出しますのでお待ちください。
BC-1X Bass Comp コントロール
コントロールは、LEVEL、RELEASE、RAITO、THRESHOLDの4つです。
その他に、CHECKインジケーターとゲイン・リダクション・インジケーターがあります。
ベースの初心者には、見かけないコントロールが多いので一つずつ説明していきます。
- LEVEL
言わずもがなですが、出力レベルの調整ができます。 - RELEASE
音の粒立ちの調整ができます。
右に回すほ程、一音一音の粒立ちが滑らかに調整されます。 - RAITO
コンプレッション効果の信号レベルの調整ができます。 - THRESHOLD
入力信号のコンプレッション効果の量(圧縮率)の調整ができます。
次にインジケーターの説明です。
- CHECKインジケーター
ON/OFFの他にバッテリーチェックの機能も付いています。
暗くなったり点灯しなくなったりしたときは、電池を交換しましょう。 - ゲイン・リダクション・インジケーター
コンプレッサー動作時の圧縮レベル量を表示してくれます。
多く点滅するほどコンプレッション効果が大きいです。
正直、筆者はゲイン・リダクション・インジケーターの機能が魅力的で購入しました。
BC-1X Bass Comp サウンド
BC-1X Bass Compを使ってサウンドをライン撮りしました。
※エフェクターは様々な音を出せるので、筆者の独断と偏見でのセッティングになります。
参考程度に聴いていただけると幸いです。
比較用のベースのサウンド
まずは、純粋なベースの音です。
今回は、Fender USAの1977年製のプレシジョンベースを使用しました!
BC-1X Bass Compを使用したベースの参考サウンド①
コントロールをフラットで撮ってみました。
今回はコンプレッサーなので、音色が変わるわけではないので少しわかりにくいかもしれません。
写真にめっちゅiPhoneのカメラが写っている…
BC-1X Bass Compを使用したベースの参考サウンド②
RELEASEを下げて、RAITOとTHRESHOLDを上げてみました。
コンプレッション効果の信号を上げて、なお圧縮率を上げた感じです。
BC-1X Bass Comp レビューまとめ
ライブでも、レコーディングでも重宝しています。
ゲイン・リダクション・インジケーターがあることで、コンプのかかり具合が目視で確認できるのが扱いやすさに磨きをかけています。
また、音もベース本来の音を崩さないことと、コントロールもコンプレッサーの基礎的な調整だけできるようになっているので初めてコンプを買う方にもおすすめです。
筆者も、家でデモ音源などを宅録する際にこのエフェクターとフットチューナーのみを繋げてライン撮りしているくらいです。
以上、今回のエフェクターレビューでした。
では、楽しい音楽ライフを!