今回は、筆者の持っているベースの紹介です。
Aria Pro II のSB-R80というモデルです!
ベースは、2022年6月現在は6本所有していますがその中でも珍しいベースです。
また、日本製で1982年製のベースなので、いわゆるジャパンヴィンテージといわれるベースです。
では、まずAria Pro IIというブランドですが、荒井貿易株式会社がもともとあったAria Diamondから1975年頃にアコースティックギターとの区別を明確にし、より完成度の高いプロ指向のギターを製造するために作られました。
前置きが長くなりましたが、仕様や音の特徴、購入時のエピソードなど紹介していきます。
ベースの仕様
- ネック:ウォルナット・メイプル(5ピース・スルーネック構造)
- 指板:ローズウッド
- ボディ:アッシュ
- ピックアップ:オリジナルピックアップ
- コントロール:VolumeとTone(各ピックアップごとでスタック構造)、ピックアップ・セレクター
- スイッチ:デュアルサウンド・ミニスイッチ
- 回路:パッシブ
特にサウンドの幅を広げているのがデュアルサウンド・ミニスイッチでシリーズとパラレルを切替することができます。
ちなみに、シリーズとパラレルとは何かを記載します。
- シリーズ:2つのコイルが回路の中で直列して接続
- パラレル:2つのコイルが回路の中で並列して接続
次に、このベースが1982年製であることの根拠を記載いたします。
ARIA PRO II の製造年の見分け方
ARIA PRO IIの楽器は、製造年の見分け方がありますので紹介します。
1971年から2000年までの見分け方になります。
1971年~1980年 製造
シリアルナンバーが6桁のものです。
シリアルナンバーの先頭の数字が年数の一の位となるので、5の場合は1975年製です。
1981年~1990年 製造
シリアルナンバーが7桁のものです。
シリアルナンバーの先頭の数字が年数の一の位となるので、5の場合は1985年製です。
本機は、7桁でシリアルナンバーの先頭の数字が2なので1982年製です。
2022年現在は40歳ですね!
1991年~2000年 製造
シリアルナンバーが8桁のものです。
シリアルナンバーの先頭の数字が年数の一の位となるので、5の場合は1995年製です。
音の特徴
続いて、音の特徴です。
ベースの中でも高音域がよくでる印象です。
デュアルサウンド・ミニスイッチでパラレルにするとバキバキの音が出せます。
スラップするとプルで気持ちの良い音がします。
指弾き、ピック弾きでも音抜けが良いのでロックに最適かと思っています。
また、Toneの効きも良いので低音域を強調することも可能です。
デュアルサウンド・ミニスイッチがあるので、音の幅が広いのでバンドで使うと楽しいです!
入手時のエピソード
このベースは友達から購入しました。
所持している一部の楽器を手放すとのことで、ジャパンヴィンテージとスルーネックに興味があったので購入しましたが良い選択だと思っています。
ただ、スタジオ練習にもってきてもらったので帰りにベース2本持って電車で帰るのが辛かったのは覚えています。
自分のベースを持っていかないで、このベースで練習すれば良かった…と思ってます。
まとめ
古いベースですが、日本製なので作りもよくネックのデッドポイントもなく即戦力です!
ARIA PRO II 良いですな!
ジャパンヴィンテージは海外製のヴィンテージベースより安く入手できるのも良い点ですね。
また、ヴィンテージでなくてもARIA PRO IIは好きなブランドなのでおすすめです。
この記事が、ベースを探している方や興味を持っている方の参考になりますと幸いです。
では、楽しい音楽ライフを!