ライブの際に、シールドケーブルが邪魔だと感じたことはないでしょうか。
筆者は、ライブで激しいステージングを行うことが多いのでシールドケーブルが絡まってしまったり、抜けてしまったりとトラブルが多くありました。
そこで、ワイヤレスシステムを導入したところ、便利すぎて驚きました。
バンドマンの中には、ワイヤレスシステムって結局どうなんだろうと思っている方も多いように思います。
そこで、かれこれ5年程ワイヤレスシステムを使用している筆者がそんな悩みを解決します。
ワイヤレスシステムのメリット
まずは、ワイヤレスシステムのメリットから説明していきます。
- ライブ中のストレス低下
- ライブパフォーマンスの幅が上がる
- ワイヤレスシステムが小型なのでエフェクターボードに組み込みやすい
足元がすっきりするのでライブ中にシールドケーブルを気にする必要がなくなり、ストレス低下につながります。
また、移動の制約がなくなるので演奏中にギタリストと位置を変えるなどライブパフォーマンスの幅も広がります。
最後に、最近のワイヤレスシステムは小型のためエフェクターボードに容易に組み込むことができるので、使いまわしや持ち運びにすごい便利です。
ワイヤレスシステムのデメリット
次に、ワイヤレスシステムのメリットから説明していきます。
- ライブ中に充電や電池が切れてしまう可能性がある。
- 周波数のチャンネルが被ると音が出なくなる可能性がある。
ライブ中に電源が落ちてしまわないように、充電式のものはしっかりと充電し、電池式のものは新しいものを利用するのが良いと思います。
また、バンドメンバーでワイヤレスシステムを複数人が使用する場合にはあらかじめ周波数が被らないようにチャンネルを分けておく必要があります。
周波数が被ると音が出なくなったりします。
遅延や音質の劣化はするのか?
筆者も導入前は、遅延や音質の劣化は発生するのかが気になりました。
しかし、結論から言うとライブで使用する分には全くと言って気になりません。
ワイヤレスイヤホンが普及している現代において、物によってはゲームなどをすると音が遅延して聞こえることが発生することがあります。
しかし、ワイヤレスシステムを作っているメーカーもライブなどで利用することを考慮して作られているためか何種類か使用したことはありますが遅延が気になるものは今のところ知りません。
また、音質の劣化についてですが私自身はあまり気になるものはなかったです。
レコーディングで利用したら気になる点は出てくるかもしれません。
ですが、レコーディングでワイヤレスシステムを利用することはおすすめはできません。
なぜなら、DAWを使ってレコーディングをすると思いますのでレイテンシーという遅延が発生するからです。
PCには、バッファというデータを一時的に貯めておく領域が存在するためです。
そのため、「ベースを弾く → バッファにデータをためる → 実際に音が出る」という流れになるので遅延が発生してしまうんです。
そこに、ワイヤレスシステムでの遅延が追加されると遅延が大きくなってしまうため、おすすめできないということになります。
愛用のワイヤレスシステムの紹介
筆者は、Line 6のRelay G50 ワイヤレスセットを使用しています。
以下で紹介しているので、良かったら見てみてください。
おすすめのワイヤレスシステム
では、筆者がおすすめするワイヤレスシステムを紹介します。
【Line6】 Relay G50 ワイヤレスセット ギター/ベース
仕様
- 周波数特性:10 Hz – 20 kHz
- ダイナミック・レンジ:120 dB
- RF キャリア周波数:2.4 GHz
- チャンネル数:12
- 転送範囲:見通し60 m(使用環境により誤差はあり)
- レイテンシー:2.9ms
- 電源:レシーバー(ACアダプタ 9V)、トランスミッター(単三電池2本)
上記でも記載してますが、筆者の愛用しているワイヤレスシステムです。
この中では、もっともおすすめです!
【Line6】 Relay G10S ギターワイヤレス
仕様
- 周波数特性:10Hz~20kHz
- ダイナミック・レンジ:112 dB
- RFキャリア周波数:2.4GHz
- チャンネル数:11(マニュアル)、14(オート)
- 転送範囲:見通し40 m(使用環境により誤差はあり)
- レイテンシー:2.9ms(RF2 mode)
- 電源:レシーバー(ACアダプタ 9V)、トランスミッター(リチャージブル・バッテリー内蔵 約6時間)
友人が使ってましたが、とても使いやすいとのことです。
トランスミッターが充電式なのがよいです!
【BOSS】 WL-20 ギターワイヤレスセット
仕様
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- ダイナミック・レンジ:110dB以上
- RFキャリア周波数:2.4GHz
- チャンネル数:14
- 転送範囲:見通し 15m(使用環境により誤差はあり)
- レイテンシー:2.3ms
- 電源:充電式リチウム・イオン電池(5V DCアダプター)
筆者のバンドのギタリストが使っていました。
おすすめした他のワイヤレスシステムに比べて価格がお手頃なのが良い点です。
転送範囲が15メートルと狭いですが、ライブで困っているところは今まで見たことはないので十分なスペックです。
まとめ
結論、ライブでワイヤレスシステムを導入することをおすすめします!
パンクロックなどライブパフォーマンスが激しいバンドであれば、特に重宝するでしょう。
今は、低価格なものも多くあるので導入もしやすいのも良いですね。
では、楽しい音楽ライフを!